冷え性
処置の方法
経絡指圧が効果的です。
処置の説明
人間とは恒温動物ですから、外気に関係なく、脳や体腔内の温度を36.5度に保とうとします。
この温度を保つ役割を果たしているのが、体内をくまなく流れる血液です。
血液は一年365日、同じように流れているわけではありません。
夏など外気の温度が高いときには皮膚の表面を流れ、発汗を促して熱を放出させますし、逆に冬など外気の温度が低いときには、脳や体腔内に集まって温度を保とうとします。
このように血液の分布が環境に応じて変化することで、脳や体腔内の温度を36.5度に保つことができるのです。
冷え性は、こういった血液の分布が異状をきたし、足先などに十分な血液が行き渡らないときに発症します。
逆に血液の量が多いときには、ほてりという症状が出ます。
冷え性には、足先の血管の拡張とともに、自律神経に程よい刺激を与えることが大変効果的です。
この症状に有効なツボの一覧
- (1) 壇中(だんちゅう)
- (2) 肓兪(こうゆ)
- (3) 天枢(てんすう)
- (4) 大巨(だいこ)
- (5) 厥陰兪(けついんゆ)
- (6) 心兪(しんゆ)
- (7) 志室(ししつ)
- (8) 腎兪(じんゆ)
- (9) 大腸兪(だいちょうゆ)
- (10) 上りょう(じょうりょう)
- (11) 次りょう(じりょう)
- (12) 中りょう(ちゅうりょう)
- (13) 下りょう(げりょう)
- (14) 築賓(ちくひん)
- (15) 湧泉(ゆうせん)