疲れが慢性的なら動的ストレッチ
背骨･肩甲骨･股関節を動かす
デスクワークを長時間続けると、背骨・肩甲骨・股関節の3カ所の動きが悪くなります。
体幹は前に曲がって肩がせり出し、腕の付け根にある肩甲骨も左右に開いたまま固まってしまいがちになってしまいます。
このように姿勢が崩れていると、この3カ所のまわりの筋肉は硬くこわばっていきます。
すると体の土台部分の可動域が小さくなるので、付随して腕や脚の動きまで悪くなっていくのです。
こうした症状に対して、全身を大きく動かして関節や筋肉を緩めながら、持久力・筋力をアップさせる「動的ストレッチ」という運動法をオススメ致します。
動的ストレッチが効く理由
ストレッチというと一般的には、ポーズをとってじっくり体を伸ばすものを思い浮かべる人が多いでしょう。
それは「静的ストレッチ」といい、体の柔軟性を高める効果に優れています。
しかし、一般人には大きな柔軟性が必要となる場面はそうなく、それよりも体をほぐして大きく動かせたほうが毎日を快適に過ごせます。
一方、「動的ストレッチ」はその名のとおり体を大きく動かしながら、こわばった筋肉や関節をほぐしていくストレッチです。
サッカーのウォームアップで行われる「ブラジル体操」や、なじみのある「ラジオ体操」も動的ストレッチの一つというと、イメージしやすいと思います。
「動的ストレッチ」や「静的ストレッチ」については、「ストレッチについて」という項目で説明しておりますので、ご参考にしてください。
動的ストレッチは、腕や脚など体を大きく振っていく動きの効果で、体幹までしっかりほぐれていきます。
これにより関節内を満たす「滑液」という潤滑油の働きをする体液の循環が促進されます。
すると関節のすべりをよくするヒアルロン酸の含有量が増加するため、骨の接触部分の摩耗を防いでくれるのです。
背骨の関節は猫背の姿勢などが続くと、その形で固まってしまいがちです。
これは、同じ姿勢のまま動かずにいると、関節を包む関節包や関節をつなぐ靭帯などの組織が硬く変性し、関節の動きを悪くしてしまいます。
背骨まわりの動きを柔軟に保つには、スイング動作でよく動く体幹に戻すことが必要なのです。
何もケアをしなければ、次々と加齢による不調が訪れます。
体幹周辺を中心に体をスムーズに大きく動かして、こわばりや痛みからくるダル重さを今からしっかり解消しておきましょう！
ご興味があれば、「ほぐしや」へお越しくださいませ。
お教えいたします。
Tel 0268-64-4948