アナトミー・トレイン
アナトミー・トレインとは、1990年にイギリスのトム・マイヤーズが提唱しました。
体中に張り巡らされた筋・筋膜の網を通して、姿勢や動作の安定がどのように得られていくのかを解明する画期的な理論です。
筋肉は単独的な働きをすると考えるのが一般的でしたが、動作や姿勢の保持などの場合、筋肉を複合的にとらえてあたかも電車の線路のように繋がりとして着眼しています。
日本では、「アナトミー・トレイン」は「筋・筋膜経線」と訳されております。
ご存知のように、僕の手技は、経絡指圧と整体を複合しております。
そして、根本的な施術概念は、「筋膜のつながり」であり、このアナトミー・トレインという理論が基になっております。
筋膜自体は、目新しいモノではありませんでしたが、今まで理論や根拠が追い付いておりませんでした。
古くからは、野口整体や操体法などが、体の連動に着目しておりましたが、解剖学的観点はありませんでした。
また、僕のもう一つの基本的となっている手技である経絡指圧の「経絡」も同じなのですが、理論や根拠が追い付いておりませんでした。
整体では「筋筋膜の連結と連動を考え、どこをどう調整したら良いか?」で、経絡指圧では「経絡や経穴と五臓六腑の連動を考え、どこをどう調整したら良いか?」という概念ですから、若干の違いはあれども、ほとんど一緒なのです。
だから、経絡指圧の経脈や絡脈も、東洋医学的なアナトミー・トレインと言えるでしょう。
僕の行っている施術は、東洋と西洋の施術を足して、全く異なるようなことをしているように思われますが、根底は同じなのです。
ご興味があれば、「ほぐしや」へお越しくださいませ。
お教えいたします。
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