首姿勢
セルフケアのカテゴリーの「正しい姿勢は抗重力筋から」では、「筋肉と重心線」という観点から書きましたが、姿勢の簡単な矯正方法について書かせていただきます。
日頃の作業や動作からくる倦怠感や頭痛、起きても疲れがとれないだるさには、「共通の原因」があります。
この「共通の原因」を知り、治していくことで「肩こり」だけでなく、あなたを日々悩ませている、身体の不調を取り除くことができるのです。
では「共通の原因」とは、あなたの身体のどこにあるのでしょうか?
それは、首姿勢が原因と考えられます。
首の位置が悪いと色々な不調の原因を招きます。
パソコンに向かって仕事をしていたら、いつの間にか猫背になってしまった…
そんな人が猫背を治すには、「首を起こし、胸を開き、お腹を引っ込める」という3秒の動作をするだけで、ずいぶん身体が楽になるのです。
身体の不調の原因で、共通の原因とは「首姿勢」の悪さです。
この「首姿勢」を正すことで、あなたの人生を変えていくことさえできるのです。
首の姿勢の矯正方法 (首を起こし、胸を開き、お腹を引っ込める)
首を起こす
肩幅ぐらいに足を開いて、立ちます
まず、「首」を起こしてください
コツは顔を正面に向けたあと、軽くあごを引いて目線を15度下げます。
これだけでも首の後ろ側が伸びた感じがすると思います。
胸を開く
胸をグッと前に張り出します。
ただし、このままだと張り過ぎなので、右手の親指と中指で鎖骨の下を押さえ、 胸の皮膚と筋肉を軽く真下へ押し下げます。
丸まっていた背中がスッと伸びた感覚がありませんか?
お腹を引っ込める
おへその上を締めるイメージで、お腹を引っ込め、ぐっとお尻の穴を締めます。
身体の中心に1本の軸が通ったような感覚を感じてください。
ストレッチポール
ストレッチポールを使って、上記の運動をすると、もっと簡単にきちんとした姿勢が保てます。
ストレッチポールに関してはコチラをお読みください。
首姿勢の悪さと関連の深い症状
首姿勢の悪さと関連の深い症状を、挙げてみます。
- 慢性的な頭痛
- 目の奥の痛み
- 歯の痛み。歯ぎしり
- あごの痛み
- 前胸部の張りや痛み
- 肩甲骨まわりの張りや痛み
- 猫背
- 手の指先に力が入らない
- 朝起きたとき、疲れがとれない
- いびきで悩んでいる
- めまいや立ちくらみに襲われる
- プチうつのような症状
頭や顔など首の上で起こる症状にも、胸や背中など首の下で起こる症状にも、倦怠感など全身で感じる症状にも、そして、プチうつといった心の病にも、首姿勢の悪さは影響を及ぼしているのです。
僕が「首姿勢の大切さ」を強く訴えるのは、首が、肩こりはもちろんのこと、身体のいろんな症状と深く関係しているからなのです。
ご興味があれば、「ほぐしや」へお越しくださいませ。
お教えいたします。
Tel 0268-64-4948