揉まずに伸ばす! 肩こりに効くストレッチ
最近では、若い方でもスマホやパソコンの見すぎで肩コリに悩んでいる方が多いと聞きます。
肩がこったら、鍼灸・指圧や整体で肩をほぐす。
鍼灸・指圧や整体にかかれば、コリがほぐれて肩こりが解消される。
確かに、そうなのですが…
こんな事書くと、商売上がったりになるかも知れませんが、それでは根本的な解消にはならないのです。
重要なのは、鍼灸・指圧や整体で、ほぐれた良い状態を、いかに保ち続けるかなのです。
お客様にも常々言ってますが、それには、セルフケアが大切なのです。
でないと、しばらくしたら元に戻ってしまいます。
肩コリには姿勢や血行不良など色々な原因があり、今まで肩こりは、肩の筋肉がこることで引き起こされると考えられていましたが、最近の研究でそれだけではない事がわかっています。
揉んでも解消されない? 肩こりの原因の一つ
では、肩こりの原因の一つとなっているモノはいったい何なのでしょうか?
それは肩の筋肉を包んでいる「筋膜」と呼ばれる薄い膜にあります。
筋膜とは筋肉を包んでいる繊維製の膜で、体全体をウェットスーツのように覆っています。
筋肉は数千から数万本の筋繊維で作られていていますが、それらの筋繊維がバラバラにならないように束ねているのが筋膜ということになります。
筋膜がないと筋肉はまとまらないので、うまく収縮できずに力を出せなくなります。
この筋膜が偏ったり、くっついたりしてしまうこと、つまり、肩の筋肉が引っ張られてしまうことが、肩こりの原因の一つなのです。
筋膜は肩の筋肉に限らず全身の筋肉を覆っているため、肩以外の部分で筋膜に偏りが出ると、それに引っ張られて肩こりが引き起こされてしまうそうです。
したがって、肩こりを解消するためには、この筋膜のシワを伸ばしてあげる必要があります。
筋膜を伸ばすストレッチ方法
それでは、肩こりを解消してくれる筋膜を伸ばすストレッチ方法を少しだけ紹介します。
筋膜は全身の筋肉を覆っているので、本当は全身をストレッチすることが大切ですが、上半身だけでも効果はあります。
背中側で、腕で「逆Sの字」をつくるイメージ
- 立った状態で、右手を頭の後ろに、左手を背中の後ろにまわします。
- 背中側から見て半時計周りに肩甲骨をゆっくり動かします。
- 鼻を肩に近づけるように顔を左に振ります。この状態で30〜45秒ほどキープ。
- 右足前で足を交差し、左側に体を倒します。この状態で30秒〜45秒ほどキープ。
反対側の肩も同様に行ないます。
- 立った状態で、左手を頭の後ろに、右手を背中の後ろにまわします。
- 背中側から見て時計周りに肩甲骨をゆっくり動かします。
- 鼻を肩に近づけるように顔を右に振ります。この状態で30〜45秒ほどキープ。
- 左足前で足を交差し、右側に体を倒します。この状態で30秒〜45秒ほどキープ。
これを1日3回、習慣として1ヶ月ほどつづけられれば肩こりが徐々に解消され、両肩のバランスも改善されます。
東御整体ほぐしやでは、色々なセルフメンテナンスの方法も教えております。
ご興味があれば、「ほぐしや」へお越しくださいませ。
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