筋肉と腱と靭帯の違い
筋肉と腱の違いとは
骨には色々な方向に向かって筋肉が付いており、それぞれの筋肉が伸縮する事で、骨を動かす事ができます。
例えば、腕の曲げ伸ばしをしてみましょう。
筋肉には収縮する(ちぢむ)力しかありませんので、腕の上側の上腕二頭筋を収縮させることにより腕を曲げます。
反対に、腕を伸ばすときは腕の下側の上腕三頭筋を収縮させます。
このように、腕には「曲げるための筋肉」と「伸ばすための筋肉」が備わっており、一方が収縮すれば、他方は弛緩する(ゆるむ)というように、それぞれの筋肉は連動して働いていることがわかります。
筋肉には収縮する(ちぢむ)力しかない
腕を曲げ伸ばしする事は分かったと思いますが、ここで大きな問題が出てきます。
それは、筋肉というのはとても柔らかいので、そのまま骨に付くと力が上手く伝わりません。
力が上手く伝わらないという事は、大きな力が出せないという事です。
つまり、筋肉は徐々に硬い組織となり、やがて腱となって骨に付きます。
そうすることでガッチリと骨に付く事ができます。
最も有名な腱はアキレス腱ですが、そのように腱がガッチリと骨に付くことで、大きな力も出せるようになりました。
つまり、筋肉 → 腱 → 骨 といった感じに徐々に硬くなり、ひと続きになっているのです。
一般的に「スジ」と呼ばれているのが、腱(けん)であり、筋肉の本体部分と骨格をつなぐ結合組織です。
筋肉ほどの強力な収縮力はないけれども、強靭で弾力性があります。
そして、骨と骨をつないでいるのが、靭帯と言われている組織です。
靭帯について
靭帯とは何でしょうか? 腱とはどこが違うのでしょうか?
靭帯とは関節を安定させる為にあり、硬くて伸縮性はありません。
先ほど、筋肉が収縮する事で身体が動くと説明しました。
体は関節で動きます。
関節とは、肘や膝や足首といった場所です。
逆に言うと関節以外の場所は動きません。
筋肉の作用で関節が動くことは分かったと思いますが、その関節は靭帯がないとグラグラですぐに脱臼してしまいます。
つまり、関節の近くで骨と骨をつなぎ、関節を安定させるのが靭帯の働きというわけです。
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