仙腸関節は動かない?
基本的に整形外科では、骨盤の中の仙腸関節は動かないと言われています。
解剖学の教科書では、仙腸関節は不動関節(動かない関節)として紹介されております。
しかしながら、実際に整体や指圧などで、臨床に出てみると「あれっ?動くんじゃない?」って思われた先生も多いと思います。
様々な見解がありますので、僕の私見ですが…
- 仙腸関節には、強力な靭帯があります。関節間に靭帯がある、裏を返せば大きく動かないように安定させるために付いている、要するに少し動くのではないのか?
- 全く動かないのであれば、仙腸関節は骨癒合するのではないのか? つまり、動くのではないのか?
- 骨盤調整の手技においては、この部位を可動関節という前提で調整を行っています。仙腸関節が動く前提で治療を行って結果が出るということは、前提が正しい、つまり、仙腸関節は動く…
仙腸関節が動くのであれば、治療において活かせるはずです。
なぜなら、左右の仙腸関節間に存在する仙骨は、背骨の土台で該当し、身体の支柱である背骨の土台部分を仙腸関節の調整によって安定できます。
そうすれば、変形性側弯症や背骨のズレの矯正などを仙腸関節の調整によって改善できることになります。
仙腸関節が動く前提で仙骨を安定させるためには、仙腸関節を締めることが重要となり、仙腸関節の締まりが甘いと、仙骨が不安定化し、背骨を不安定になります。
テニスボールを使った仙腸関節の矯正
仙腸関節を締め、仙骨=土台を安定させることで、体幹に余分な緊張がかからないようになります。
体幹の筋緊張がなくなると、末端の筋肉の緊張も解けてきます。
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