胸郭出口症候群施術療法
首や肩の、強い肩コリだけでなく、腕に“だるさ”や“しびれ”を感じてきたら…
それはもしかしたら、胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)かもしれません。
胸郭出口症候群は、首スジから胸元を走行している神経や血管が圧迫を受け、肩から腕にかけて、“だるさ”や“しびれ”などが出る症状を言います。
胸郭出口部分は、胸の前の鎖骨と第一肋骨との間の、すき間の事で、そのすき間に、腕や手指に続く神経の束や血管が通ってます。
ところが、このすき間が圧迫されてくると、内部にある神経や血管が圧迫され、肩から腕にかけて、“だるさ”や“しびれ”、そして疼痛などの、神経症状(=症候群)が起きてきます。
更に、不快感から自律神経にも影響を及ぼし、冷えや発汗、気持ち悪さや、動悸などを感じる事もあります。
うちにも、かなりの確率で、そういった人が来店されます。
こういった症例があるのだと認識されれば、僕が施術している部分のどこが重要なのかも分かると思いますし、納得もできるはずです。
一見関連がなさそうでも実は関連があり、意味有って施術しているのが理解していただければ、時間もかかるので短時間ではできないこともあるのも納得いくと思います。
デスクワークのように、頭を前方に突き出すような姿勢をしていると、首スジから胸元(胸郭出口)が内側に圧迫され、内側にある神経や血管も圧迫されていると、胸郭出口症候群になりやすいです。
他にも、商品を毎日抱える仕事や、子供を抱えている時間が長いと、起きやすくなります。
特に、女性に多く、痩せて、なで肩の人の場合は、もともと顎の下の胸すき間が狭いので、こうした症状になりやすいと言われてます。
図で分かるように、斜角筋・鎖骨下筋・大胸筋・小胸筋など、圧迫されやすい場所を施術していきます。
胸郭出口症候群の自己診断テスト
- パソコンなどのデスクワークが多い方
- 同姿勢が長時間続く方
- 普段から姿勢が悪い方
- 寝転がってテレビを見るのが癖になっている方
- バッグをいつも同じ肩にかけている方
「胸郭出口症候群かも…」と思った人へ、簡単なチェック方法を載せておきます。
- 肩が下がり気味
- 首(顎)が前に出ている
- 猫背
があげられます。
胸郭出口症候群の予防・改善
胸郭出口症候群の予防・改善には、肩こり予防のストレッチと同じストレッチをすれば効果があります。
胸と肩甲骨も深い関連がありますが、ややこしくなるので、また別の機会に話します。
とりあえずは、下記の基本的な動作が入っているストレッチを継続的におこなうと良いでしょう。
- 肩回し
- 首をゆっくり前後左右に動かす
- 肩の上げ下げ
- 身体の前で腕を交差する
- 肩甲骨を動かす
但し、頸椎を傷めている人は、首を前後左右に動かすストレッチは、あまりおススメできません。
痛みが出るようでしたらすぐにやめましょう。
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