梨状筋ストレッチ
梨状筋(りじょうきん)は、脊椎(せきつい)の下部にある大きな臀部(でんぶ=お尻)の三角形の骨「仙骨」と左右の太ももの付け根をつなぐ洋梨状の筋肉です。
そして、梨状筋といえば、まず坐骨神経痛が思い浮かびます。
坐骨神経は梨状筋の下を通過するだけでなく、筋内を走行している筋繊維もあります。
また、坐骨神経は梨状筋と大腿方形筋によって、挟まれるような位置関係に存在しています。
坐骨神経痛には、梨状筋を触診しますが、梨状筋を含めた外旋筋もみていかないと、症状原因が梨状筋だけでなく、周囲筋にあることも多かったりします。
その他、梨状筋と内臓との関係や脈管系との関係など、書ききれないほど梨状筋は、他組織とも関わってたりしております 。
また、腰痛や座骨神経痛と勘違いされがちですが、「梨状筋症候群」というのもあります。
椅子に座るときや立ち上がるとき、腰や太ももに痛みが走る時…
その痛みの原因として多いのが「梨状筋症候群」です。
この筋肉が硬くなると、座骨神経が圧迫されて脚の血行が悪くなり、痛みが出るのです。
スポーツをしていた人がしなくなり、運動不足で筋肉が萎縮しているときなどに起こりやすいです。
30〜50代ではデスクワークの人に多く、ストレスや睡眠不足が重なったときなどに突然、発症することがあります。
梨状筋症候群は、イガイガボールなどで治すことも可能です。
椅子に座るとき、痛む側の仙骨の横にテニスボールを置いて図の丸で囲った部分に当て、椅子の座面とお尻の間に挟み込むようにして座ります。
すると硬くなった梨状筋がイガイガボールによって伸ばされ、座骨神経を刺激しなくなり、血行が改善されて痛みが起こらなくなります。
梨状筋症候群はイガイガボールによるストレッチが、てっとり早い改善法です。
痛みがある人は、試してみると良いでしょう。
イガイガボールがない場合は、テニスボールでも良いでしょう。
そして、それらのボールがない場合は…
足を浅く組んで、その中に手を通して、持ち上げましょう。
東御整体ほぐしやでは、色々なセルフメンテナンスの方法も教えております。
ご興味があれば、「ほぐしや」へお越しくださいませ。
お教えいたします。
Tel 0268-64-4948