太ももの前面のストレッチ
拮抗筋とは…
前屈というのは、「太腿(ふともも)の裏面」を柔らかくする動きなのですが、太腿(ふともも)の「前面」と「裏面」は拮抗筋の関係にあります。
拮抗筋とは、互いに反対の作用を同時に営む筋肉を言います。
すなわち、一方が収縮するとき、他方が弛む一対の筋肉なのです。
実際に足を動かしてみるとわかりますが、膝を伸ばす時には、太腿「前面」の筋肉が収縮し、「裏面」が弛んでいます。
そして、膝を曲げる時には、「前面」の筋肉が弛んで、「裏面」が収縮しています。
この2つの筋肉は拮抗筋の関係になっております。
拮抗筋を利用したストレッチ方法
拮抗筋の関係にある筋肉を同じ機会に柔らかくすることで、お互いが影響を及ぼしあって、より効果的にストレッチをすることができます。
この拮抗筋の考え方も、ストレッチを効果的にやるコツになります。
太腿(ふともも)の前面を柔らかくするストレッチ
片方の腿を伸ばすストレッチ
一方の足は前方へ伸ばし、他方の足は膝を折り曲げ、踵をお尻の横につけるようにして座ります。
両手は上体を支えるため、後ろについておきストレッチしましょう。 もし余裕がある場合は、上体を後ろに倒していくと更にストレッチ強度がアップします。
両方の腿(もも)を伸ばすストレッチ
床に両膝を曲げて座り、お尻を床につけ、足の甲も床につけます。
両手は後ろへついておき、徐々に後ろに倒していきましょう。