筋膜リリースとストレッチの違い
筋膜リリースとストレッチの違い
まず対象となる部位が違ってきます。
歪みの原因となっている筋膜を対象としているのが筋膜リリースで、筋肉を対象としているのがストレッチです。
そして、筋膜リリースの目的は、筋膜のねじれや癒着による線維の短縮を解放させ、歪みや姿勢を改善することにあります。
一方、ストレッチは、筋肉の柔軟性向上・関節の可動域拡張で、運動能力向上や怪我予防を目的としています。
また、時間的にも違いがあります。
コラーゲン線維を伸張させるために必要な時間は、最低でも90秒と言われています。
そのため、筋膜リリースには2〜5分ほどかかる場合もあります。
それに対してストレッチは、5〜30秒の間で行われ、長くても60秒が限界です。
(所説色々あります)
筋膜リリースの方法
硬くなってしまった筋膜は筋膜リリースで緩めるのが最適です。
では、どういった方法で筋膜リリースを行なえば効果的なのでしょうか?
僕は器具を使ってケアを行うのは極力控えておりますが、その方が有効的だと思える場合は、器具を紹介しております。
今回は、グリッドフォームローラーという器具を使った筋膜リリースの方法を紹介します。
尚、ストレッチポールがあれば、それである程度は代用出来ますので、新たに購入する必要はないと思います。
僕がこれから説明する「筋膜リリース」とは、筋と筋膜に対して、器具を使ってマッサージのように圧をかけて筋膜を緩める方法です。
こんなことを公表すれば、商売あがったりになるかもしれませんが…(笑)
大丈夫です!
筋膜リリースにも色々な手法があって、大きく分けると、強い圧の部類の筋膜リリースと弱い圧の部類の筋膜リリースがあります。
その一つをご紹介するだけですし、セルフケアには有効だと思うので、記述しました。
元々は僕のような専門家の手技による施術だけでしたので、セルフでやれるものではないと考える人もいます。
しかし、専用ツールを使い正しい方法で行なうことで、個人でも行なえるようになってきました。
筋膜リリースはただ単にマッサージをすることではありません。
筋膜は深部の組織まで走行しており、拘縮している部位は非常に硬くなっています。
拘縮し、硬くなっている筋膜はしっかりリリースしなければなりませんが、硬い部位はトリガーポイントが発生しているため痛みを伴います。
痛すぎる部位については慣れるまでは軽めにリリースし、徐々にリリースしましょう。
筋膜リリースのポイント
- 深層の筋膜に到達するように深く圧をかける
- 圧をかけると同時に深呼吸をする
- ゆっくり筋繊維の方向に沿ってストロークする
- 隣の筋膜、筋繊維の拘縮もリリースする為に横にずらすように動かす
筋膜は身体を覆い、さらに筋肉の深層まで深く組織されています。
多くの初心者の方は速くストロークしてしまったり、浅くやってしまいがちです。
ポイントを守り、正しくやりましょう。
また、筋膜リリースは痛みを伴うことが多いので就寝前などリラックスしたい時は軽めに行ないましょう。
そして、起床時はしっかり行なえるとさらに良いです。
筋膜リリースの効果
- リンパの流れや血流量の向上
- 関節可動域の向上
- 姿勢を整える
- 身体動作等、パフォーマンスの向上
- トレーニング効果の向上
- リカバリー
筋膜リリースは筋肉の弾力を向上させるので、運動前のウォーミングアップには最適です。
身体に硬さを感じるときにもお勧めです。
部位別の筋膜リリースの方法
ここからは各部位に対して筋膜リリースの方法をご紹介しています。
器具を使った、具体的なセルフケアの解説は、「器具を使った筋膜リリース」のカテゴリーに部位別に書いてあります。
1.足底筋膜
2.ヒラメ筋&腓腹筋
3.前脛骨筋
4.腓骨筋
5.大腿四頭筋
6.腸脛靭帯・大腿筋膜張筋
7.ハムストリングス
8.内転筋
9.臀部
10.胸椎
11.大胸筋
12.広背筋
13.上腕三頭筋
14.上腕二頭筋
あとは「グリットフォームローラーを使った筋膜リリース」もご参照くだされば幸いです。
それでもだめなら、「東御整体ほぐしや」へお越しください。
「筋膜リリース」にご興味があれば、「ほぐしや」へお越しくださいませ。
お教えいたします。
Tel 0268-64-4948
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