立ち上がる時に膝が痛む原因とは?
立ち上がる時に膝が痛む…
何かを掴みながらでないと、立つのが億劫に感じる…
年齢を重ねるに連れて、このような症状が出やすくなります。
「座った状態から」「正座した状態から」「しゃがんだ状態から」いずれかの姿勢から立つ時に、膝の痛みが生じる場合、考えられる原因としては、下記の4つがあります。
- 変形性関節症
- 骨盤の歪み
- 太ももの筋肉が硬い
- 股関節が硬い
では、それぞれの原因と対策を、述べていきます。
変形性関節症の原因と対策
高齢者によく見られる症状で、膝の軟骨がすり減っている状態です。
筋力の低下や加齢による骨の劣化、肥満体型やO脚・X脚などが原因で変形性関節症になると言われています。
前十字靭帯損傷の二次障害としてや、筋力低下・加齢・肥満などが原因で発症する「変形性膝関節症」です。
初期の頃はそれ程強い痛みではありませんが、中期から後期(末期)まで進行すると、歩くだけでも膝の痛みを感じるようになります。
変形性膝関節症の原因とは?
上述したように、前十字靭帯損傷の二次障害として発症することもありますし、加齢による筋力低下や肥満なども原因として挙げられています。
特に、女性の場合に多いのですが、O脚・X脚の人も変形性膝関節症になりやすいと言われています。
O脚の場合は外側に、X脚の場合は内側に負担が偏るからです。
変形性膝関節症の症状は?
代表的なのは「膝の痛み」ですが、程度によって痛みの強さも異なります。
初期の頃はそれ程痛みが強くなく、階段を降りる時や立ちしゃがみの時に痛みが強くなるという感じです。
それがどんどん進行していくと、歩くだけでも膝が痛くなったり、また、腫れを伴うこともあるので、可動域が狭くなります。
膝の痛みと可動域の狭まりが、変形性膝関節症の主な症状といえます。
変形性膝関節症の治療方法は?
「保存療法」と「手術療法」がありますが、まずは保存療法が行われていきます。
保存療法の内容としては、主に以下の4つが挙げられます。
- 基礎療法(生活習慣改善、運動)
- 薬物療法(内服・外服薬、注射)
- 物理療法(湿布、温熱療法など)
- 装具療法(サポーター着用)
サプリメントの効果は?
僕が推奨し指導しているのは、ストレッチなどの基礎療法(生活習慣改善、運動)と、サポーターなどの装具療法(サポーター着用)ですが、薬物療法(内服・外服薬、注射)の一つを書かせてもらいます。
最近注目されている成分として「プロテオグリカン」というものがあります。
美容成分の一種であると同時に、関節痛(変形性膝関節症)にも効果があると言われております。
「サプリメントなんて効果あるのかな?」と思もわれる方も大勢いらっしゃると思います。
逆に、プロテオグリカンの臨床実験では、実際に「膝の痛みが軽減した」とか、「関節軟骨の再生効果があった」とかの報告もされているみたいです。
「CMで見かける=信用できる」と思われがちですが、プロテオグリカンやグルコサミンやコンドロイチンに関しては「医薬品」と明記されているものを服用が好ましいようです。
では、プロテオグリカンはどうなのか?という話になりますが、残念ながら今のところ、プロテオグリカンが含まれている「医薬品」はほどんど見かけません。
市場に流通しているほとんどがサプリメント(健康食品)です。
「サプリメント(健康食品)は何だか胡散臭い」というイメージがあるかもしれませんが、製品によっては一日の摂取量をしっかり含んでいるものもあります。
また、健康食品は薬ではないので、効果の出方・感じ方には個人差があります。
同じ健康食品を摂取しても、食生活や運動などの生活習慣が異なれば、効果の出方も異なってきます。
プロテオグリカンは効果がないという声がある一方で、プロテオグリカンのおかげて階段の昇り降りが楽になったとか、正座が楽になったという声があるのも事実です。
但し、プロテオグリカンだけに頼るのではなく、食生活を見直したり運動の習慣を取り入れることがポイントということでしょう。
すぐには効果は現れないかもしれませんが、最低でも3ヶ月間は飲み続けることで、効果を実感できると言われておりますので、試してみる価値はありそうです。
骨盤の歪みの原因と対策
なぜ骨盤が歪んでしまうのか?
これは日常生活の1つ1つの動きが、大きく影響しています。
- 椅子に浅く座ったり、足をよく組んだりしていつも同じ組み方をしている。
- カバンを持つ手がいつも同じ
- 猫背になっている
・・・など
日常の細かな動作の積み重ねが原因で、骨盤が歪んでしまいます。
そして、その結果として、膝の痛みなどが生じております。
過度な運動をしていないのに膝が痛い、怪我をしたわけではないのに膝が痛い、加齢や筋力の衰えが原因で、膝の痛みが生じることもありますが…
それだけではなく、実は「骨盤の歪み・ズレ」が原因で、膝の痛みを生じることがあります。
膝の痛みと骨盤の歪みの関係
年齢や生活強度にもよりますが、膝の痛みを生じる原因の一つに「骨盤の歪み」が挙げられます。
「骨盤と膝の関係?」と思うかもしれませんが…
骨盤が歪んでいる状態は、家が傾いている状態と似ていると言われています。
「骨盤=地盤」・「身体=家」と捉えるとイメージしやすいと思います。
地盤がユルユルの状態だと、家って必然的に傾きます。
どんなに立派な家だとしても、地盤がしっかりしていなければ、すぐにガタがきてしまいます。
骨盤もこれと似ています。
通常は歪みがない状態でも、歩き方や座り方、運動時のクセなどでどんどん骨盤がズレていきます。
それが左右の脚の長さの違いや、X脚・O脚に繋がることも。
その結果、体にかかる負担が大きくなり、特に「膝関節」を痛めやすくなります。
骨盤矯正体操・ストレッチ
「東御整体ほぐしや」でもそうですが、どんな接骨院や整体院でも骨盤矯正をしてもらえるはずです。
しかし、1回や2回で治れば良いものの、ズレた骨盤を元の状態に戻すには、結構な時間とお金がかかりますし、悪習慣を取り除かないと元に戻ります。
そこで、「東御整体ほぐしや」では、下記のようなセルフメンテナンスでできる運動を教えておりますので、自宅や職場で骨盤矯正を行ないましょう。
- お尻歩き運動
- オチョ体操
- 骨盤の傾きを改善する体操
- 大転子を矯正する体操
太ももの筋肉が硬くなる原因と対策
膝が痛い=年をとったせいと思う人も少なくないと思います。
確かに間違いではありませんが、10代や20代、30代の若い年代でも、膝の痛みを訴える人がいます。
- 太ももの筋肉が多い=クッション性が高い
- 太ももの筋肉が少ない=クッション性が低い
原因は一つではありませんが、「太ももの筋力低下や緊張」も膝の痛みを生じる原因です。
筋肉が硬い=緊張している状態といって良いでしょう。
常に力が入っているせいで、可動域が制限されてしまいます。
筋肉や関節の柔軟性が低いと、可動域が通常よりも狭くなり、正常な動作を行うことができません。
その状態が長く続くと、変形性関節症を引き起こしたり、膝の痛みや水腫(水がたまる)を生じるようになります。
膝の痛みの原因について
先ほどもお話したように、膝の痛みの原因は一つではありません。
加齢や体型(肥満)、体質(O脚・X脚)、怪我などが主な原因ですが、「太ももの筋肉と膝の関係」ってあまりピンとこないかもしれません。
しかし、両者の関係は非常に深く、軽視することはできないのです。
太ももの筋力低下と膝の痛み
椅子に座って膝を曲げ伸ばしすると、太ももの前側・裏側の筋肉を使っているのが分かると思います。
また、こちらの画像を見てみると、太ももの筋肉が膝の下まで繋がっていることがわかります。
膝の動きを支えているのはもちろん、膝への負担を軽減してくれるクッションの役割も果たします。
- 太ももの筋肉が多い=クッション性が高い
- 太ももの筋肉が少ない=クッション性が低い
このような関係性になります。
ですから、日頃の運動不足や怪我が原因で太ももの筋力が低下すると、膝への負担が多くくなるため、痛みを生じることがあるのです。
太ももの緊張と膝の痛み
筋肉が緊張しているということは、常に力が入っている状態です。
力が入ると硬くなりますから、可動域も必然的に狭くなります。
太もも筋肉が緊張する→膝の動きが制限される→痛みや水腫の原因になるということです。
「東御整体ほぐしや」では、太ももの筋肉を緩める施術を行なっておりますので、是非ご来店ください。
膝の痛みを解消するには?
痛いからといって何もしないと、かえって痛みが増してしまいます。
膝が痛い→運動しない→筋力低下
膝の痛みを解消するには、トレーニングとストレッチを行うのがオススメです。
「東御整体ほぐしや」では、膝が痛い時でも負担をかけずにできるトレーニングも教えておりますので、是非ご来店ください。
股関節が硬くなる原因と対策
脚の付け根があるのが股関節です。
ここが硬いということは、動きが制限されるということなのです。
膝の痛みに悩まされている人の多くは、股関節が硬い傾向にあります。
普段なかなか動かさない部位なので、徐々に硬くなっていってしまいます。
股関節まわりの筋力低下が、ひざ痛の原因に
股関節が硬くなると、まわりの筋肉の中でも急に衰えてくるのが、お尻や太ももの筋肉です。
そうなると、骨盤がゆがみやすくなるだけでなく、バランスも不安定になり、しっかりと歩けなくなります。
歩行は片足立ちを繰り返す動きでもあります。
片足立ちをしてみると分かりますが、右脚を上げれば左側のおしりの筋肉が上げた脚を支えています。
ところが、おしりの筋肉が弱っていると、うまく脚を引き上げられず、体が右に傾いてしまいがちになります。
バランスを取ろうと、軸足がふんばりますが、太ももの筋力も弱いために支えきれず、ひざ関節の内側に負担がかかり、歩行もぐらつき、ひざの痛みを招きやすくなります。
股関節が硬くならない対策
歩き方を少しずつ整え、股関節や筋肉の回復を
ぐらついた歩き方になってしまうと、ひざに負担がかかり続けるため、ますます痛みが増す心配があります。
そこで、少しずつ歩き方に意識を向け、ひざに負担がかかりにくい正しい歩き方を身につけましょう。
無理をせず、少しずつ歩き方を変えてみましょう。
続けていくことで、股関節の可動域が広がるとともに、おしりや太ももの筋肉をはじめ、股関節まわりの様々な筋肉のバランスが整い、下半身の動きが安定してきます。
また、筋肉や関節は食事で摂った栄養素からつくられています。
歩いたり、体を動かしたりする習慣とともに、栄養バランスの取れた食生活も大切です。
特に、筋肉や軟骨になる成分を不足なく摂取しましょう
股関節ストレッチ
- 内転筋ストレッチ
- ハムストリングストレッチ
- ももの外側ストレッチ
- 足の裏合わせストレッチ(合せきのポーズ)
「東御整体ほぐしや」では、上記のようなストレッチの指導も行なっておりますので、是非ご来店ください。
ご興味があれば、「ほぐしや」へお越しくださいませ。
お教えいたします。
Tel 0268-64-4948
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